ロマンティックバレエの最高傑作と言われるジゼル、フィールドバレエ4年ぶりの上演が決まりました。演じるのは5人。今や日本を代表するプリマ、小野絢子と下村由理恵。英国ロイヤルバレエ団で活躍する佐々木万璃子。そしてシャンブルウエストに欠かせないプリマ、吉本真由美。そして、レジェンド川口ゆり子。悲しみの舞をご堪能ください。  
あらすじ
Act1 ライン川の畔にある村
 体は弱いが踊りが好きな村娘ジゼルは、身分を隠している貴族のアルブレヒトを愛してしまいます。花占いで、アルブレヒトが自分を愛していないと出てしまい悲しむジゼルの姿を見たアルブレヒトは、そっと花弁を一枚抜取って安心させます。森番ヒラリオンはジゼルを愛していますが、アルブレヒトに心奪われたジゼルは彼を拒否し、嫉妬したヒラリオンはアルブレヒトの身分に疑問を抱いて、ついに彼が貴族であることを象徴する剣を盗み出します。そこへ狩りの途中のクールランド侯爵がバチルド姫や貴族たちを伴って現れます。実はバチルド姫は、アルブレヒトの婚約者です。侯爵たち一行がジゼルの家の中で休息している間、村の男女の踊りが始まります。ここで村の若者と娘によるペザント・パ・ド・ドゥが挿入され、ラストの悲劇を前にした一時の明るい昂揚のシーンが展開されます。ジゼルとアルブレヒトの愛の踊りが頂点に達したときヒラリオンが証拠の剣を持って二人の間に割って入り、怒ったアルブレヒトが立ち向かうと、ヒラリオンはつのぶえを吹いてクールランド侯一行をその場に集めます。村人の格好をした婚約者を見て驚くバチルド姫。ジゼルの必死の問いに答えず、姫の手を取るアルブレヒトの姿に裏切りを知って絶望したジゼルは、悲しみのあまり狂気となりアルブレヒトとの愛の日々を思い浮かべながら虚ろな表情で花占いの仕草を繰り返しますが、やがて力つきて倒れてしまいます。
Act2 真夜中の森
 怪しい鬼火がとびかう中、ウィリ(妖精)の女王ミルタが登場します。ミルタの合図でウィリたちが現れ、二人のウィリを中心にクラシックバレエの典型美ともいえる見事なアンサンブルの踊りが展開されます。やがてジゼルの霊が呼び出され、ウィリとなって踊ります。深い悲しみと悔いに包まれたアルブレヒトが花を抱えて登場、ジゼルの墓前にひざまづきます。ひっそりと現れたジゼルとアルブレヒトのたとえようもなく静かで物悲しい死と生のパ・ド・ドゥが展開されます。ヒラリオンが登場し、ウィリの群れに囲まれてしまいます。哀願するも、彼はついに死の沼に追いやられてしまいます。ウィリたちは、やがてアルブレヒトをも取り囲んでしまいます。ジゼルの願いも虚しく、アルブレヒトはジゼルと共にミルタの命令で激しく踊り続けます。息も絶え絶えになって倒れたとき、夜明けを告げる鐘が聞こえ、ウィリたちは消え去って行きます。ジゼルも静かに墓の向こうへ去って行き、ジゼルの愛によって救われたアルブレヒトは一人そこへ佇むのでした。
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