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マンスリー上次さん 8月号

TOPICS | 17.08.01

参議院議員 林芳正氏の朝食勉強会に出席しました。第5期科学技術基本計画及び科学技術イノベーション総合戦略2017というものについて勉強してきました。

 清里の自然の中で毎日毎日庭づくりや石積みをしている私にとっては「世の中すごいことになっているな」という実感です。石を積みながら「今の時代、電気ドリルはあるし、重機(ミニユンボ)もある。50年前100年前200年前の人々は手作業で石を割り、ひとつひとつ積み上げていった。本当に大変だったろうなあ。」といつも感心していました。しかし、勉強会の内容は、近い将来農作業は無人化され、トラクターがGPSを使って勝手に農作業をするのだそうです。自動車は勝手に自立走行してくれるそうです。その他いろいろな分野でどんどんと進歩するそうです。聞けば聞くほど「そんな未来の社会で俺はどこに身を置けば良いのだろう」と悩むのです。地球という惑星に生かされている動植物の中で人間だけが勝手に進歩し続け、人間だけが高度に発達した社会を作り上げていくことに、神は大きな天罰を与えはしないだろうか、などと考えるのです。

 時々思うのです。50年前、100年前、200年前、500年前、1,000年前の人々と、現代の人々の能力はほとんど同じだろうなと。人間の地球上における歴史は400万年。その歴史の中で直近の1,000年、一体いつの時代がヒトは一番幸せを感じただろうか。現代から私たちの知っている過去を見つめると、車はない電気もない、大変不便な時代だと思うのですが、それぞれの時代に生きた人たちは、私たちより楽しいこと、感動することが多かったのではないかと思うのです。それぞれの時代に生きたわけではないので想像でその時代に自らの身を置いてみると、今より自分に主体性あるように思えるのです。現代の進化した社会・様々なシステムの中にいる私たちは、奴隷になっているのではないかと、フッと気付くのです。

 自分の歴史の中ですら社会はかなりの進歩を遂げています。私の幼少期は家の中に裸電球がたった一つあるだけでした。それ以外の電気製品は何もありませんでした。現代人は「電気がなかったら生きていけない」と思うでしょうが、たった50年前でさえそのような時代だったのです。人類の歴史上、電気が生まれたのはごくごく最近のことなのです。どこまで進歩しどこまで便利になれば気がすむのかわかりませんが、人間が主役の社会であってほしいものです。農業も医療もあらゆる産業も、すべては人類の幸せのためにあるはずです。それぞれが勝手に進みすぎてハーモニーが崩れるような結果になっていないでしょうか。私のような超アナログ人間としては、将来的にどんな社会を築いていくのか、日本のリーダーになる人たちはしっかり描いてもらいたいと思うのです。それぞれの人が勝手に進んだらきっと何かが生まれる、というような受け身ではなく、すべての人が落ちこぼれることなく、社会で求められ、生まれてきて良かったと思える社会を作り上げていただきたいと思うのです。

 今年も清里フィールドバレエが始まりました。清里フィールドバレエは感覚的に関わるすべての人が幸せになり、そこから友情が生まれたり、絆が結ばれたり、子供達に希望が芽生えたり、多くの夢が語られる一大イベントになりました。勘と度胸でここまでやり続けてきましたが、「誰が何のために清里フィールドバレエをやり続けなければならないのか」もう一度理論武装し直さなければいけない時に来たように思います。