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マンスリー上次さん 2月号 その3

TOPICS | 18.02.08

なぜ私がまちづくりが大事だと考えているのかは、以下のようなことからです。

 

私の清里フィールドバレエは清里でやるから平均単価5,000円、約2週間、1万人のお客様が見に来てくださるまでになりました。5,000円×800人×12日=4,800万円、現状はざっとこんな計算になります。私の友人が「何故フィールドバレエを軽井沢でやらないのか?軽井沢でやれば単価・入場者すべて倍にできるのではないか?そうすれば売り上げは1億9,200万円になるのに」と提案してくださいます。私もそう思います。軽井沢では現在の清里フィールドバレエの価値を評価してくださり、それなりの代金を払う人はいるでしょう。ビジネスとして考えればその方が正解でしょう。しかし、私の目的は清里・八ヶ岳の民度を上げることにあります。民度とはその土地の風だと考えています。風土、風味、風景、風習そしてその質が高くなっていくと風格というものが手にはいります。日本で民度が高い地域は京都が一番だと思います。次いで金沢、伊勢、鎌倉、そして新しいところでは小布施、湯布院などがあげられると思います。私は、その土地の民度が上がれば価値が認められより良いものを追求していくことができ、経済的にも自立することができます。の違いがわかるようになると思っています。さらに、良いものはそれなりの価格をつけることができます。自分たちの本当にしたいことを追求しても、無理なく可能になるということです。清里フィールドバレエは多くのボランティアの方々に無償でご協力いただいています。そしてダンサーの出演料や関係スタッフにも様々な無理なお願いをしてもらっています。それでも毎回収支は赤字になってしまいます。私が先頭にいるときは続けていかれるでしょうが、もし次の世代に渡していくときは・・・やりがいや夢だけで続けていけるのでしょうか?地域に魅力が無ければ優秀な人材は外に出ていってしまいます。質の高い町を作り、可能性を示すことが明日への希望だと思うのです。

 

山梨県出身で丸茂電機という会社を設立した方がいらっしゃいます。新国立劇場や、今度新しくなった歌舞伎座などの照明機械を取り扱うプロ集団です。日本のプロ照明機材のトップです。また、ニューロン製菓という様々な飴を取り扱う企業が山梨県にあります。現在社長をされている矢沢孝樹さんの前職は、ある芸術館音楽部門の学芸員で劇場運営の達人です。小澤征爾さん始め、多くの人脈を持っており業界では知らない人がいません。その他文学座を始め多くの山梨出身の方がおります。また山梨県には芸術・文化に関わる山梨県出身者の団体「山人会」があります。またスポーツでも総合馬術の石黒健吉さんのように今でも世界中にネットワークを持っている方もいらっしゃいます。表にはほとんど出ることがない鈴木秀俊さんという野球界の名監督・指導者の方がいらっしゃいます。ジュニア世界チャンピオンチームを作り、9回も日本チャンピオンを指導した方です。ジュニアの場合、選手は年ごとに入れ替わります。能力のある選手がいれば一度は運良くチャンピオンチームを作ることはできるかもしれませんが、このような常勝チームを作るということは、指導者としてあらゆる能力を持っていないとできないことです。このような方々に意見を聞いてみたらどうでしょうか。知恵はいたるところにあります。赤い糸も探ればたどり着くように思います。

 

またこれからの時代はXスポーツ(エクストリームスポーツ)という、新しいジャンルが次から次へと生まれてきます。伝統を守りながら、新しいものが生まれてくる時代です。今の山梨を見ると弱肉強食、パイの奪い合い、多くの企業が追い詰められ、特に県内中小企業は県外の大型資本に飲み込まれてしまいます。でも今回の企画はオール山梨で実現するプロジェクトです。足など引っ張り合っている場合ではありません。すべての人に関わってもらって協同、協力してもらわなければできないことです。このプロジェクトによりこの山梨で生まれて良かったと思えて、ここから世界に羽ばたくきっかけが生まれてくるような故郷が作れるのです。

 

これからの地方はどうなるのかと予測されていることもあります。金融関係の再構築、マスコミの統廃合、少子高齢化、人口減少によって起こる諸問題。20年も前から言われているのに何も手を打ってこなかった。まるで茹でガエル、その現象が始まるまで気が付かず・・・The End。それではむなしいでしょう!全国が同じ考えで乗り切ろうとすることは不可能です。山梨だけのどこにも真似のできない企画、計画が必要なのです。それが今回のプロジェクトです。

 

 

 

※3回にわたり新しい構想を書いてまいりましたが、ぜひ皆様からのご意見、ご提案をいただけましたら幸いです。舩木 上次 宛にお送りください。お願い致します。

萌木の村本部事務所 FAX  0551-48-3550

mail moegi@moeginomura.co.jp