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萌木の村マガジン

マンスリー上次さん 2025.5月号

2025

May

01

社長コラム

中学校の先生をしている私の友人が、卒業していく教え子の生徒に自分の想いを込めた文章を贈った。先生はソフトテニスのコーチをしている。コーチ人生の中で最強のチームを作り上げ、自分でも全国大会で優勝できると思うくらいの気持ちで生徒たちを育て上げた。しかし全国大会一回戦で敗退。本人も生徒たちも失意のどん底に落ち込んだ。その時「卒業していく生徒たちをこのまま送り出してはいけない」という思いで以下のような本を作った。

「あなたたちは今 何色ですか?(ソフトテニスと思うな、人生と思え)」

というタイトルの本を私に届けに来てくれた。心動いた一部を引用しご紹介する。


ことのはじめに心をひらく 体をひらく

今のあなたは? 夢持ちさんとサポートさんの話

「いま明確にやりたいことがある!」という人もいれば、「いまは明確な夢はないけれど、何かワクワクすることをやってみたい」「何か少しでも人の役に立てるようなことをしたい」「好きなことを見つけたい」そう思っている人もいる。「私にはやりたいことがある!」と明確な夢を持ち、それを叶える準備が整っている人を「夢持ちさん」と呼び、「いまははっきりとした夢はないけれど、夢を持っている人を応援したり手伝うことで、自分の夢をかなえていきたい」という人を「サポートさん」と呼ぶ。

どちらが良いかという話ではなく、どちらもこの世には必要な人。

夢持ちさんの夢を実現していこうとするエネルギーはパワフルですごいものがある。でも、それだけでは物事は回っていかない。夢持ちさんは、何かやろうとしたとき、そのプロジェクトの達成に夢中になる傾向がある。だから、そのプロジェクトにまつわる細かいところを請け負ったり、こまやかな準備をしたり、「縁の下の力持ち」となって支えてくれるサポートさんがどうしても必要になる。「あなたがいるから助かる」「あなたのおかげで」そんな風に夢持ちさんが感謝したくなるのがサポートさんの存在。

この夢持ちさんか、サポートさんかは、誰と一緒にいるか?どういう場面なのか?自分の中で準備が整っているか?で変わってくる。

今はサポートさんでも夢持ちさんになることもある。今は夢持ちさんでもサポートさんになることもある。大切なのは、今の自分はどちらなんだろう?と心の声を聴くこと。

夢持ちさんとして強い覚悟、常に全体のことを考えて動く、常に新しい方法を見出していくようなパワーが必要。夢持ちさんであるならば、そういったパワーを出すことに、とてつもないワクワク感と喜びを覚えるはず。やりたいことがあるというのは素晴らしいこと。そして、やりたいことがある人をサポートできる人も、本当にかけがえのない存在。

今のあなたはどちらですか?

私は今、サポートさんだなあ。もう少し、気力が湧いてくるまでは。最初に原稿書いた日はサポートさんだったけど、今の私は夢持ちさんになってきた・・・。そして現在は、明らかに夢持ちさんです。一か月でこんなに変わってる。笑


令和7年5月                       

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