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萌木の村マガジン

マンスリー上次さん 2025.7月号

2025

Jul

01

社長コラム

戦争を終えた後は、二度と戦争などしてはいけないと思うのですが、今、世界は軍備拡大の方向に進みつつあります。核や様々な兵器を拡充させながら、そのことが抑止力になると訴えている。何かおかしいです。本当にこれでいいのでしょうか?!

先日ある方に私の考えをお話ししたところ、その方は「別の見方、考え方もあるのではないか」と話してくださいました。つまり自分の考え方だけに強く固執しすぎるなということです。周囲の人の意見を受け入れるだけの余裕を持っていろということです。私が自分の考え方を周りの人に伝えると、その意見に対して別の見方、考え方もあると指摘が返ってきますので「議論をすることは大事だ」と言われました。「360度から見て判断することが大切だ」と言います。また、過去からの流れだけで判断するのか、今の状況も踏まえて判断するのか、さらに未来も予想し判断するのか、全てを見聞きして判断するのが当然良いですよね。また何を大切にするのかということも重要です。見えるもの(お金など)を大切にするのか、見えないもの(人の心など)を大切にするのか。最終的に判断するときの基準をしっかりと持っていなさいということでした。

今年も清里フィールドバレエのステージ製作が始まりました。近年の気候変動で清里としては高い気温の中、特設舞台を作らなければなりません。我々が強い意志を持たなければ清里フィールドバレエの継続はあり得ません。目的は何なのか、誰のためにやるのか、このことがしっかりと説明できる文章や言動を残しておかないと、継承した時に方向性を失いかねません。変化や発展は好ましいですが、迷走はあまり好ましくありません。意志や目的を次の世代にしっかりと伝える必要性を実感してきました。

実は私は感覚人間です。物事をしっかり考え判断しないまま直感で発言したり行動してしまいます。知識と経験と技術の積み上げから判断を下す人とは、全く違うタイプだということを最近気付きました。また、このことは周囲の人たちにとって非常に迷惑なことだということも知りました。私の意図するところが周囲に伝わらないのです。まれにおつきあいの長い方で私の発言や行動を解説してくださる方がいらっしゃいます。そのような方は私より先輩で人生経験の長い方です。そのような方が身近にいてくださったらなあ、とつくづく思います。私が自分のことを話すと自分勝手で自分に都合の良い見方をしてしまいます。360度、あらゆる方向からみた舩木上次を知りたいのです。

最近、ある方と会話を重ねる中で感じたことです。

感動したい、笑いたい、感謝したい。

萌木の村村長

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