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萌木の村マガジン

マンスリー上次さん 2025.10

2025

Oct

01

社長コラム

萌木の村がひょんなことから庭づくりにかかわって、その過程で今まで知らなかったことや新たな変化に気付いたこと、また、その過程で多くの人に出会い、その方々から気付かされたり、教えていただいたことが、今私の頭の中でぐるぐると駆け巡っています。

最初はバレエや大きなイベントで広場を使う上で、そこが荒れてしまい毎年苦労するから何とかしたいとか、見た目をきれいにしたいという単純な発想でした。多くの専門家や経験の深い方と知り合い、土のことや生命のことまで知ってしまったら、我々人間に絶滅の危機が近づいていることまで考えさせられるようになってしまいました。そして、私たちは人間は人間だけで生きているわけではなく、微生物や植物や動物たちとともに生かされていることを知ることとなりました。

まさに今、自民党の総裁選でこの国がどうあるべきかを議論しています。各候補が訴えていることも確かに大事なことですが、しかしそれは目に見える表の話だと思っています。人類は無知だということを自覚しなければいけません。様々な動物や植物が進化と絶滅を繰り返してきました。地球の46億年の歴史の中で人類が誕生したのはつい最近です。どのように誕生したのか、なぜ今絶滅しそうなのか、そんな現実を直視し絶滅の危機を回避する対策を取らないと、我々人類はそれほど長くは地球の歴史の中に生き残れないのではないかと思ってしまいます。人類が絶滅し、他の生命体が進化を繰り返し、何億年という年月の先に地球を支配する光景を思い浮かべてください。ゾッとしませんか?!自分だけ幸せに!人間だけが幸せに!日本だけが幸せに!という考え方にはなりませんよね。

すべては結びつき、折り合わさり、強い絆で助け合い、地球という共同体の中に生かされています。私たち人類も何かの役割を担っているのです。皆さんも一緒に考えてみてください。なぜ地球にだけ生命体が誕生したのか?46億年前地球が誕生した時には命のあるものは存在していません。恐竜の時代もありました、しかし絶滅しました。なぜでしょうか?!私たち生き物は餌を食べて、また逆にほかの生き物の餌になり種はともに命をつなげています。私はガーデンづくりの中で、直近2年間農業の勉強会に参加しました。知らないことばかりでした、今までの常識はすべて覆されました。学びを深めるごとに13年間の庭づくりの経験が事実として理解することができました。今こそ子供や孫や地球で生きていく未来の人たちのために、少しでも長く人類が生き続けることのできる地球を作るために、今、我々に何ができるのか考える時だと強く思います。

萌木の村村長

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