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萌木の村マガジン

マンスリー上次さん2024.3月号

2024

Mar

01

社長コラム

年齢を重ねることによって社会のことが少しずつわかってきたが、それでも知らないこと、理解できないことばかりなのが社会である。

地球の誕生は45億年前。そして、あと45億年後には地球は大爆発して寿命を終えることがわかったらしい。そして気の遠くなるような広い宇宙の中で、地球は非常に稀な星で、“生命”が存在する。その地球の中で人類はつい最近になって誕生した生命体なのに、勝手に特別視して他の生命体とは違うと錯覚している。自然の摂理などおかまいなし、自己のわがままだけで短時間のうちにエスカレートしてしまった。

その結果温暖化、異常気象と、次から次へと地球の自然なリズムを狂わせてしまった。その変化は清里のような自然の豊かな中で生きていると、ある日突然“あれっ”と気がつくことが多い。私の生きた、たった75年の中でも変化が顕わだ。今年は12月、1月に雪が降らなかった。大寒に雨が降り、2月になってようやく雪景色だ。

そんな中で若い人たちと話をすると経験の格差を感じる。今、世の中は格差社会と言われているが、経済格差、都市と田舎の地域格差、知識の格差などあるが、日々生活の中で接した相手との間にあまりにも大きくたくさんの格差があり、理解し合えない時代の中に生きていることを実感する。私が小学生の頃、生徒の9割は開拓者の子供だった。だから話がよく通じたし、好みも合った。

江戸時代の社会構成は士・農・工・商、単純だった。その後どんどん職業は増え複雑化している。そして第二次世界大戦後の変化は“進歩”と“進化”の時代だと思っていたが、実は“破壊”の時代だったのかもしれない。破壊されたのは自然だけでなく我々人間も愚かになった。ロシア・ウクライナの問題、ユダヤ・パレスチナの問題のように、互いに正義感をかざしあい、理解し合えない社会が増えてきている。

そんな中でも清里は優しさ、笑顔、感謝、感動の世界でありたい。

                       萌木の村村長

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