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お知らせ
清里には決して忘れてはならない、2人の恩人がいます。
“安池興男さん”と”ポール・ラッシュ博士”です。
その安池さんの命日が本日2月1日。毎年この日は、萌木の村に隣接する墓地に、清里地域のみなさんが集まり、安池興男さんのお墓参りをします。
1938年、東京都民の水がめとして奥多摩湖の湖底に沈むことになった丹波山村、小菅村。その人々が故郷を後にして、清里に移り住んだことから、この地域の開拓がはじまりました。
清里は標高1200mの「山梨の北海道」とも呼ばれる高地。火山の岩がごろごろとし、冬になれば氷点下20度以下にもなる想像を絶する過酷な環境でした。
厳しい状況の中、農業指導や分教場の建設など、ご自身の生活も出世も顧みず、開拓民のために力を尽くして下さったのが安池さんでした。
今もなお、わたしたちは安池さんに感謝をし続けております。
毎年、お墓には米粉で作られたお団子がお供えされます。味もしないシンプルなお団子ですが、素朴だからこそ、当時を忍ぶことができます。
我々スタッフもお裾分けを頂きました。
安池さん、いつも私たちをお守りいただきありがとうございます。
いつでも先人たちの足跡を大事にしながら、清里という地域を守っていきたいと思います。
◆安池興男さんについての物語はこちらをご覧ください。安池さんの温かい人柄と開拓の様子が伝わります◆