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お知らせ

WEBマガジン『GOOD NATURE COMPANY 100』に萌木の村の取り組みを掲載していただきました。
『GOOD NATURE COMPANY 100』は、”グッドネイチャー”な会社の取り組みをきっかけに、人と会社、人と環境をつなぐプロジェクト。島根県の会社「エドゥカーレ」さんが運営しています。
【経営は商品か、作品か。ナチュラルガーデンズMOEGIに学ぶ、“風格”を育てる50年の営み|萌木の村 舩木上次】
ナチュラルガーデンズMOEGI を中心に、萌木の村の50年の歩みを「風の質を問う」ことを軸として、丁寧に言葉を紡いでくださいました。
記事の冒頭を少しだけ下記に引用いたします。ぜひ一人でも多くの方に読んでいただけると嬉しいです。
編集人の小松﨑拓郎さま、心のこもった記事をありがとうございました!
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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便利さや「タイパ」を求めるほどに、私たちは“風”を感じる余白を失ってはいないだろうか。
今、ここ日本で「地域をつくる」とはどういうことなのか。そこに本当の豊かさはあるのか。
山梨県北杜市・清里高原に広がる複合観光施設「萌木の村」。
静かな風が通り抜けるこの地は、派手な観光地とは異なる“何か”を訪れる人にそっと手渡してくれる。それは自然のにおい、文化の温度、そして人の営みのリズムが、無理なく重なり合っているからかもしれない。
その風を50年かけて編み続けてきたのが、「萌木の村株式会社」の舩木上次社長だ。
「地域づくりは風だと思っている。風味、風景、風習、風土…その土地に吹く風を大切にしないと、風格は生まれない」と舩木社長は話す。
その言葉通り、環境省の自然共生サイトへの認定、4000トン以上の石を積み上げて作った庭、清里フィールドバレエの舞台づくり、日本一の評価を受けたウイスキーのプロデュースなど、そのどれもが、経済合理性よりも「風の質」を問い続ける実践だった。
かつて「清里ブーム」で多くの観光客に溢れたこのまちで、なぜすぐ結果に現れない庭づくりを50年も続けてきたのか。なぜ「商品」ではなく「作品」として、この場所をつくってきたのか。
その問いの先に、これからの地域と社会のヒントが見えてくる。
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