萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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マンスリー上次さん 5月号

 私は今、何かに取りつかれたように夢中で、フィールドバレエ、ウィスキー収集、山野草ガーデン造りに励んでいますが、すべてに共通して言える事は、今まで培ってきた経験と人との関わりがあったからこそ、やり遂げられると痛感しています。私は自分自身で何かを極めたとか、何か一つの事をコツコツとやり続けたというものはありません。しかし、私の知人・友人達の中には、一つの事をやり通している「巧み」といわれるような、その道の第一人者の方々がたくさんいます。それは地元にも、遠方にも。私が何かをしたいと思った時、いつもその友人達が私を助けてくれるのです。
清里フィールドバレエは一人一人その道のプロという人達が集結します。監督、音響、照明、大道具、小道具、ファイアーアート(花火)、衣装、舞台監督、芸術監督を始めとするダンサー達。私はその方々に「今年で25回目を迎えるこの記念の公演を節目の公演として、昨年に続き“THE”をつけ、“ここだけの”、“この時だけの”感動の舞台にしたいので力を貸してほしい」とお願いしました。すると今まで24回行ってきた経験と知識から、これまでバレエの舞台では行った事のない新しい提案が幾つも出され、実現可能なのか議論が熱く交わされました。今年は私が思っている以上の舞台が提案できそうです。清里フィールドバレエは、世界中でここだけの感動の舞台になります。私はその光景を想像するだけでも、今からわくわくしてしまいます。しかし、フィールドバレエは野外ですので雨の降った日の事も頭によぎります。舞台に関わる人も、見に来て下さる人も期待が大きいだけに雨による中止は大きな落胆にかわります。神様はすべてを与える訳ではありません。そんな試練があるから私達は一回りも二回りも成長出来たと思います。今、私達はより素敵にフィールドバレエを見ていただくため、ポール・スミザーさんの指導のもと、会場を始めとする萌木の村の環境整備を行って3年目を迎えます。今年は八ヶ岳に自生する山野草が力強く芽を吹き始めています。
今回そんな素敵な舞台が実現出来るのは皆さんが支えてくれたからです。
本当にありがとうございます。
上次さんの気持ち
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