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萌木の村マガジン

今年も萌木の村は芽吹きの季節を迎えました。木々も山野草も目いっぱい頭を持ち上げて太陽のエネルギーを手に入れようとしています。毎年この姿は繰り返されていますが、よくよく考えると木の葉が落葉する秋から春の芽吹きまでの間、植物たちはずっとこの日のために準備をしていたのです。言われると確かに日々ほんの僅かずつですが変化があるのだろうなと思うのですが、地上では変化がほとんどないので眠っているように思っています。自分が見落としている、知らないだけなのです。
実は全ての事や思いや気付きや心配りには見えるものと見えないもの、聞こえるものと聞こえないもの、光と闇、表と裏があり、全ての現在は過去の積み重ね、過去の結果だと思うのです。自分は今の結果だけを求めていないか?!現在の姿の後ろに隠れたいろいろな姿があることを忘れていないか?!芽吹くガーデンを眺めながら新緑の喜びと同時に反省の気持ちが湧き、自問自答しました。普通だ、当たり前だと思われていることは、実は小さな積み重ねの結果として花咲くことを私は忘れていました。世の中も私と同じように普通のことに感謝することを忘れているように思います。私たちは当たり前があったから、今この地球に生きている、生かされている、いくつもの当たり前が積み重なって今があるのに、そのことを忘れている自分に身震いがしました。今の社会全体に、当たり前なことに対して感謝の「ありがとうございます」の気持ちがなくなっていると思うのです。
私は思います。現在の紛争だらけの世界、一時的には世界中が混沌とした不安な時代ですが、おそらくこの後、必ず新しい価値観の時代が夜明けを迎えると思うのです。当たり前を大事にする、感謝の時代、“ありがとう”が笑顔で言い合える時代がやってきます。全ての人が時代の主役に参加できる時が来ることを信じています。
令和8年5月1日
萌木の村株式会社社長
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