萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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マンスリー上次さん 8月号

 私の友人でモントリオールオリンピックに馬術で出場した石黒健吉さんから7月25日朝6時に電話が入りました。こんなに早く何事だと思うと、『おめでとう、イギリス王子の名前が"ジョウジ"に決まったと、良かったな!』とのお知らせ。何か嬉しくなりました。私は"上次"という名前を親につけられました。父と母はそれぞれ大正13年、15年の生まれで、開拓・戦争と苦難の時代に生まれました。ポール先生の理想郷・清里農村センターのスタッフとして、今のキープ協会に勤めた父は農場、母は病院で働いていました。そして結婚。私が昭和24年に生まれます。「上に次いでいって欲しい」という願いから上次と名付けたと聞いています。今私は萌木の村をステップアップさせるために大きな改革に取り組んでいます。ソフトもハードも、今までの歴史の元に、そこから新しい物を生み出したいと思っています。特に、24回目を迎える清里フィールドバレエは目に見える大きな改革がきっと観た人にも分かっていただけると思います。そして今、自分ではある程度満足をしていますが、ここがゴールではない事に気付いたのです。

【上につなげる】 実はポール先生の生き方はいつでも今日より明日
【Do your best and it must be first class. 】 私の親はもしかしたら、その言葉を私に託して名前を付けてくれたのかも知れない、と思うのです。

 私達は昨年から石積みを半年以上も毎日続け、この日に間に合わす為に厳しい作業をしてきたように外からは見えるのですが、やっている私達は毎日が楽しくてしかたがない。これからもまた、秋・冬・春と、つづきの作業が始まります。終わりなき環境作り、フィールドバレエの質の向上、求め続ける生き方、こんな生き方が人生の勝利者だと思うのです。私のこの名前との出会いは、私の人生そのもの。
 今私は、毎年この地を訪れて下さる方々に、来るたびに変わらぬ清里の自然の美しさと、その自然と共生しながら未来へ財産を作っていく私達の生き様を見続けてもらいたいと思っています。
 今後の計画は、フィールドバレエが終わると薪割り、薪積み、広場の石積みのつづき、ガーデン作り、昨年掘ったワインセラーの穴堀りを今年中に完成、森への入り口の整備、森の手入れ、滝見の丘への歩道の手直し、ホテル・レストランの改装、山梨ワインを中心としたここだけのレストラン作り、ロックを夢のあるみんなのたまり場にする為のソフトとハードの向上・研修・その後に改修、そして来年8月第25回『The 清里フィールドバレエ』。
 今から私の中ではこの25回という節目の公演にこんな事をしたいというたくさんの夢を描いています。皆さんにもこんな事がという夢がありましたら教えて下さい。必ず夢は実現させると思い続けて!でも大きな夢でも一歩から丁寧に。
その事が私にとって一番楽しい事だから、そんな夢を与えてくれる清里の大地、いつかジョウジ王子もこの地を訪れてくれるような夢を持って、ステップアップさせていきます。

 P.S.  記憶に残る「The 清里フィールドバレエ」をお楽しみ下さい!
上次さんの気持ち
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