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萌木の村マガジン

マンスリー上次 2026.08月号

2026

Aug

01

社長コラム

地球温暖化と異常気象はここ数年加速度的に進んでいます。都会に住んでいると暑くなっていることはわかると思いますが、我々のように自然の中で暮らしていると、植物も動物も環境の変化によって対応できないものは痩せ衰えてやがて消えてしまいます。私が育った清里は、今から70年前・私が子供の頃は夏の気温が30℃を超える日はほとんどありませんでした。しかし10年ほど前から清里でもエアコンが必需品になってしまいました。冬は雪がそれほど降らなくなりましたし、氷点下20℃なんてなくなりました、下がっても氷点下10℃程度です。田んぼのドジョウやタニシ、サワガニ、カジカなどは現在はいなくなってしまいました。

人間は自然の中のひとつの生命体なのに、自分たちが生存する環境を自らの手で破壊しているように思うのです。今私たちの八ヶ岳は判断を間違えると、大きなツケを次の世代の人々に負わすことになります。ニュースで放送されているスペインやフランスの山火事は人ごとではありません。私たちの問題なのです。私たちは今年も清里フィールドバレエ公演を7月28日から上演しています。その準備である舞台製作は野外の炎天下での作業となり、暑さとの戦いになっています。人間の可能性は無限と考えていましたが、それは思い上がりでした。私たちは地球の中のひとつの生命体であり、人間も他の生物とともに同じ地球の中で共生していくべきなのです。

一番大事なことは「生きられる」ということです。今まではそんなことは考えなくても無意識のうちに生きていたのです。それが普通でした。水も空気も当たり前に 身の回りにありました。 私の子供の頃は 小川の水は全て飲むことができました 。今は安全な水はほとんどありません 。以前は東から太陽が登ってきたら 農作業が始まり、西に陽が沈むと農作業をやめました 。しかし今は、太陽が昇ってくると 屋外での作業は危険な状態です。 おかしいですよね。 それでも人間は まだまだ 生存し続けることができると思っています。 お金だけ! 自分だけ!のことを考えて生きています。 自然から、あるいは他の生命体から奪うことばかりしてきました。 今こそ我々人類も他の生命体とともに「生かされている」ということを認識しなければいけない時です。感謝の気持ちを持つこと、日々ありがとうと思うことが大事だと思うのです。

私たちは 第37回清里フィールド バレエを開催しています。そこで考えてみてほしいのです。 満天の星空の下、自然の木に囲まれた景観、月の光 、風の音、虫の声 、自然と織り成す野外バレエに感動しながら、我々も自分を見つめる時間にしてもらいたいのです。自然と芸術に触れ感受性豊かになった心で、持続可能な社会をどうしたらつくり上げられるのか考えてほしいのです。 自分のためではなく何かのために生きる自分を探してほしい、自分には何の役割があるのでしょうか ?!自分の可能性は?!

※今、読売新聞で「時代の証言者」という連載が掲載されています 。柔道家・山下泰裕さんの記事「柔の道を生きる」が 月曜から金曜日に連載されています。 是非皆さまも読んでみてください 。人は人から学び、芽を吹き 、花を咲かせ、実をつけ、種をやどし、 次の世代につなげていく。 見事な生き方です 。

令和8年8月1日                                 萌木の村村長

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