萌木の村 村民かわら版

八ヶ岳・清里高原「萌木の村」のスタッフが綴る季節ごとの村の表情や、個性あふれる各店舗のあれこれです。
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"モエギザクラ"開花!

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広場のシンボル的枝垂桜(通称:モエギザクラ)が、今年はすでに花開いています!
7〜8分といったところでしょうか。
例年ならばゴールデンウィーク後半にピークを迎えていたと思います。かなり早いですね。

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どれくらいの方々に観ていただけるか分かりませんが、やっぱり奇麗です。
ぜひ観にいらして下さい!

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もちろんこの季節は桜だけではありません。
ジュンベリーの白い花も、あちらこちらで咲き始めています。

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ミツバツツジ、トラノオも見頃ですね。
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ホール・オブ・ホールズ前で建設中の新しい工房施設、ちょっとだけ中をのぞいてみました。
う〜ん、まだまだ出来上がりが想像つきません。それだけに、楽しみは膨らみます。
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季節の表情
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マンスリー上次さん 特別版

 私はまた一人の恩人を失いました。その方の名前は鈴木智之さん、4月12日享年81歳でご逝去されました。その方との出会いは運命的でした。1996年、清里の父と言われたポールラッシュ博士の記念館のオープニングセレモニーに出席していた私に、初対面ながら「君がビールを作ろうとしている男か、それはやめなさい」と声をかけてきたのが鈴木さんだったのです。当時私は地ビール工場建設の計画を進めていましたが、その計画をやめろとの一言。続けて「ビールは間口が広そうに見えるが奥が深く簡単なものではない。それを素人がやろうするのは無謀だ。悪いことは言わない、失敗するのが目に見えているからやめなさい」と言うのです。その日から鈴木さんとの物語が始まりました。

 鈴木さんは高校時代は野球のピッチャーをされていたそうです。そして大学進学後は関西学院大学のアメリカンフットボール部でクオーターバックをされていたそうです。大学一年の時、アメリカンフットボールに関する本の原書を読み、こんなすごいゲームがあるのかとアメリカンフットボールにのめりこんだようです。大学一年の時からいわば司令塔であるクォーターバックとして活躍し、大学時代一度も負けたことがないという歴史に残る名選手です。その後も社会人チームの指導者として活躍し、鈴木さんの関わった試合は負けたことがないという、とんでもない勝負師なのです。万来舎というところから「勝利者―一流主義が人を育てる勝つためのマネジメント」という本を執筆、人生哲学について書いていらっしゃいます。人間は感性が大事で、組織の中では一人一人の役割はそれぞれ違うのだということを教わりました。大学を卒業してからは商社マンとしてニューヨーク駐在、その後独立して鈴木インターナショナルという会社をおこし、ビールの瓶詰機や缶詰の優れた機械を海外から輸入する仕事をしてきました。特にビールのプラント輸入では日本のパイオニア的な存在で、日本のビール業界では知らない人がいないと言われた方です。ドイツ政府から国家功労勲章「一等功労十字章」を受け、日本人でありながらフォン(伯爵)と呼ばれていた方でもあります。文武両道で、スーパー歌舞伎の中村猿之助さんと義兄弟と言われるほど芸術文化にも造詣が深く、とてつもなくダンディーな方でした。私の知る中でも超かっこいい人です。

 私は鈴木さんに「やめろ」と言われましたが反論しました。「清里は“名物”と言われる物がないんです。八ヶ岳の名水を生かし、どうしてもビール事業を起こしたい。やめろと言われても私はやります」と何回も食い下がりました。すると鈴木さんは「私はポール・ラッシュ先生にお会いしたことはないが、先生がアメリカンフットボールを日本に紹介してくださらなかったら今の自分はない。その恩人の地元で育った君がそこまで言うのであれば、ポール先生の恩返しのつもりでお手伝いさせてもらおう。そのかわり私の言うとおりにしなさい」と言ってくれました。「ビール作りのプロフェッショナルは日本にそう何人もいるわけではない。私の知っている醸造家の中に山田一巳さんという、キリンビールで商品開発をしている人がいる。彼はビール酵母の操り方がとても上手いので、その人に手伝ってもらおう。山田さんとの交渉は私がする」とのことでした。私は大阪に呼ばれ、鈴木さんの会社で山田さんと出会いました。キリンビールで「一番しぼり」等のヒット商品を手がけた名人・山田一巳さんも、鈴木さんに言われたのでは断れないと言ってくださいました。私は超一流の作り手の方とこの計画をスタートすることができたのです。

 そしてすぐ本場ドイツへの研修旅行に行くことになりました。ビールのことを知らない私をドイツの名門ブルワリーに連れまわしてくれました。本場ドイツのビールフェスティバルにも連れて行ってくださいました。驚いたことに、お店を出しているドイツのビール会社の社長さん達が、鈴木さんの顔を見るや否や駆け寄ってきてあいさつをしに来るのです。ドイツのビール関係者にも知られた有名な方だったのです。そんな忙しい方が時間とお金を使って私の計画を成功させようと力を貸してくださったのです。

 鈴木さんが紹介してくださったことはたくさんありますが、中でも大きなことは、ビールの味を決定する大きな要素であるビール酵母の入手先です。ビール酵母の世界一の研究所・ミュンヘン工科大学の酵母研究所から最高の生酵母を手に入れることができたのです。そして名人匠・山田一巳さんがその酵母を操り、清里と言うド田舎で、とんでもないビールが誕生したのです。旨いビールは大変評判になりましたが、山田さんはコンクール嫌いです。コンクールには出品せず、とにかくお客様に喜んでいただくことを一番大切にする信念の持ち主です。おそらく受賞するであろうことがわかっていても出品しませんでした。私が「そうは言っても一度でいいからコンクールに出して、自分たちのビールがどのレベルなのか知りたい、出品してほしい」とせがむと、渋々「一度だけだぞ!」と言ってくれたのです。結果は案の定“日本一”。私が「山田さん、さすがですね。すごい!ありがとうございます。」と伝えると、大変不機嫌そうなのです。山田さんいわく「舩木社長は俺の作るビールをどの程度だと思っていたんだ?!俺はいつでも最高のビールを作っている!」と言い切りました。気持ち良いくらい迷いが晴れました。その報告を鈴木会長にすると会長も本当に喜んでくださいました。3年前、2年前と“アジアNO1”を受賞し、昨年ついに世界的なビールコンクールで優勝し“世界一”の称号をいただきご報告した時も、本当に喜んでくださいました。

 そんな恩人の突然の死。遺影と一緒に掲げられた“夢”と書かれた色紙。奥様と後を継いでいるご子息様が「ずっと夢を追い続けた人でした。そしてあなたのような夢を抱く人を応援し続ける人でした」とおっしゃっていました。多くの政財界やビール業界やアメリカンフットボール関係者の方々に見送られて天国に召されました。棺の中で眠る姿は穏やかでとてつもなくダンディーで素敵なお顔をしていました。ポール・ラッシュ先生もそうでしたが、鈴木さんも多くの人の心の中で生き続けるのだろうと思いました。昨年お会いした時に「来年の清里フィールドバレエは見に行かれるように体調を整えておくよ」と言ってくださったことを励みに、今年は鈴木さんに見てもらうんだと張り切って準備をしてきましたが、本当に残念です。天国から見守ってください。

 私を育ててくださった多くの人が天国に旅立っていきました。私もその方々のように人の心の中に生き続けられるような生き方をしたいと思います。そのために、私も旅立つ時まで・・・Do Your Best! and It Must Be First Class.・・・天国の多くの恩人の一人一人に改めて誓う一日になりました。 
上次さんの気持ち
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コブシがきれいです。

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萌木の村でコブシと言ったら、ホール・オブ・ホールズ前ですよね。
萌木の村も含め、ただいま清里全体でコブシの白い花が見頃を迎えています。

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これからこの季節になると、コブシの白い花とセットで撮影していただくことになる、萌木の村の新しい施設。

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屋根がきれいに張られました。

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屋根の側面には、こだわりの曲線が!
これからも、出来上がっていくにしたがって、そこかしこに職人さんの遊び心が見えてくるようで、本当に楽しみですね。
季節の表情
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パロッツのステージが始まった  Yah!Yah!Yah!

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4月10日、ついにこの日がやって来ました。
そうです、世界最高峰のビートルズトリビュートバンド「ザ・パロッツ」の3回目となるライブの日です。

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開場と同時に待ちわびたゲストの皆さんが続々とやって来ます。

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そして今回パロッツの登場MCをして下さったのは、FM-FUJIでお馴染みのパーソナリティー木河淳さん。それはもう熱く、ビートルズやパロッツへの思いの丈を語っていただき、過去にないぐらい会場があったまりました。

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そしてライブスタート!
200名を越えるオーディエンスは、世界が認めたサウンドに揺られて夢心地のひとときを味わっていました。
季節の表情
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熱狂のライブ再び!!ビートルズファンが集結

今年で3度目となるビートルズトリビュートバンド『パロッツ』のライブが今週末日曜日に迫ってきた。
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世界中のビートルズラバーから絶大なる人気を誇るパロッツがホームグラウンドである「アビーロード」を飛び出してライブを行う機会はあまりない。山梨ではおそらくここ清里だけかもしれない。
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当日レストランロックはいつもの姿を変え、ライブの為の特別な姿に変化しライブハウスとなる。そこに集まるエネルギーはどこにも負けること無いビートルズへの愛情と尊敬と熱狂に満ち溢れている。
チケットは若干の余裕があるので、興味のある方はレストランロックまで聞いてみた欲しい。ホールでは味わえないライブ感は必ず貴方を満足させてくれるはず。

お問い合わせ:0551-48-2521(パロッツ受付担当)
村役場より
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名車が続々と!

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素敵な排気音の調べとともに、かっこいい往年の息吹を感じさせる車たちが、続々とロック前に集まって来ました。
長野県小海町をスタート&ゴールに、八ヶ岳をぐるっと一周約230km!お馴染み『コッパディ小海』の参加車が、今年もチェックポイントのロックへ立ち寄って、その勇姿を見せてくれています。

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多くの観衆の熱い視線とカメラのフラッシュを浴びながら駆け抜けていきます。
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ボンネットが開いているだけでも絵になりますね〜。

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ちなみに、新しくなったROCKのテラス。その奥の仕切られたスペースも、一般営業スタートしています。おしゃれなストーブも入っています。ちょっとしたグループのパーティーにもいかがですか?

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そして時を同じくして登場したのが、カウンター席の左隅、二階ギャラリーへと続く「らせん階段」です。

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いつの間に?って感じですが、上からの眺めはこんな様。
新しいテラス席とともに、プレミアムな気分が味わえますよ!
季節の表情
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新施設、上棟!

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霧雨の中、ホール・オブ・ホールズ前の現場では、巨大クレーンが二台準備され、新たな施設の上棟作業が始まりました。
時おり風にのって濃い霧に包まれ、文字通り一寸先も見えなくなるような悪コンディションの中ですが、地元の大工さん「ゆほびわ」のチームが、気合いを入れて作業にあたっています。

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20mを越える巨大なケタ材を吊り上げて運ぶ様は圧巻!職人さんたちが一気に組み上げていきます。




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午後になって、青空も顔を出し、ちょっと気温も上がってきました。

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古くから萌木の村を支えて下さった先輩大工さんらもお手伝いいただいてます。とにかく豪華メンバーです!

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常に100%以上の仕事を提供してくださる棟梁自らノコギリを入れます。

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今日は屋根の下地の部分まで完成しました。お疲れさまです!
日々、出来上がっていくのを見るのも楽しいですね♪
季節の表情
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新たな施設の建設が始まっています。

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リニューアル作業が続けられていたROCKのテラス部分から、鉄の足場が外されました。
外側の作業が全て終了したようです。
見た目にもすっきりしましたね。

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テラス東側の奥のスペース、こちらも全容が見えてきました。

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窓が大きく、開放感がはんぱないです。

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椅子やテーブルもこのスペースだけの特別なものです。
こちらの一般利用開始ももう間もなくです。お楽しみに!

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所変わってこちらは南端のホール・オブ・ホールズ前。新たに足場が組まれて、何やら大きな建物が建ちそうな予感です。

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ホテル前のダンコウバイ、ちょっとした寒の戻りで縮こまっていますが、鮮やかな黄色い花はいつでも開けるよう準備万端です。
季節の表情
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萌木の村に集まる石積みの石

萌木の村の石積みには本当に大量の石が必要になります。以前は清里周辺や野辺山などから頂いていたのですが、最近では八ヶ岳の色んな開拓地から分けて頂いております。
今回は長野県富士見町から頂いたものを簡単なムービーにまとめました。

村役場より
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マンスリー上次さん 4月号

joji_tona.jpg 私は今、大きな夢に向かって進んでいます。それを実現させる一番の近道は、小さな事を一歩一歩積み上げていく地道な努力だと思っています。
 私は清里の初期の開拓時代の落し子です。経済的に恵まれている時代ではありませんでした。たまたま父母がポール先生の夢の事業であるモデル事業のスタッフだったという事が私には大きな子供の時の財産になりました。そこで働く輝いている人達、どんな苦難があっても乗り切っていく人達、目的達成の為には最善の努力をする人達、そして感動を手に入れ、大きな喜びを皆と共に共有する人達。そんな素敵な人達の中で育った私は、子供の頃の経験が今の私の価値観の中に大きく影響しています。特に火事で焼失してしまった今は無き旧清泉寮は素晴らしい建物であると共に、インテリアも、テーブルウェアも、すべて博物館級の物ばかりでした。私は事業を始めてからオルゴールに出会い、コレクターとの関りの中で増々本物の人と物と事(イベント、コンサート)に出会えたことで、自分の考えも少しずつ上質になってきたような気がします。決して裕福で、知識が豊かであるわけでもないのに、最高を目指す自分がいます。5年程前から、私とスタッフの間で言葉が通じない事に気がつきました。私の言っている事が伝わらないのです。言葉とは頭の中で考えているイメージを伝える道具の一つです。私は具体的にイメージしている物を言葉という道具を使って伝えようとするのですが、受け止めてくれません。相手の言葉を受け止めるのには、実は相手と同じ位の知識と経験がないとイメージがまったく異なってしまいます。フォアグラ、トリュフにしても一度も食べた事のない人に話をしても理解できません。世界の三つ星のレストラン、一流と言われるホテルに泊まったり食事をした事のない人に、その話をしても理解してもらう事は出来ません。八ヶ岳の有名なリゾートホテルのスタッフは、新人の時から素敵な仕事をしています。学歴を聞くとまあまあの大学を皆出ています。家庭も比較的恵まれていて子供の頃から海外旅行にも家族と行き、レストランにも行き、子供の頃から質の高い物に触れてきた経験がある人達です。私共のスタッフは、そんな環境で育った人は多くありません。私があるスタッフに今まで食べた物の中で一番美味しい物は何だったと聞きましたら、とんかつと答えました。家族で一番美味い物を食べたのは何だと聞きましたら、焼き肉食べ放題、回る寿司屋さん、ファミリーレストランと答えました。人間的にはまじめで素直で最高です。しかし、私の仕事をする上では、彼等に私の夢を理解できる経験値をつけさせなければなりません。私は今、スタッフに思いっきり研修するシステムを作っています。11月から3月までの間に資格を取らせる事、どんな資格でもかまいません。取ったら全額経費を負担します。又、希望を私に提出すれば研修はどんどん行かせます。一昨年はイギリスへウイスキーの勉強に行きたいという希望が出ました。そのスタッフにもう一人つけて二人でイギリス研修に行ってもらいました。昨年は、ドイツへビールの勉強に行きたいと、ベテランのコックさんと新人をつけ3人で研修に行かせました。
 私はスタッフと共に勉強しない限り、新しいイノベーションは生れないと思っています。私達は決して恵まれた能力を持っている訳ではありません。今までの知識も経験もまだまだ未熟です。でも、私はそんな私の仲間にも感動する人生を手に入れさせてあげたいのです。私自身、現在の一般的な物差しで測れば、上・中・下の下です。でも、下であってもピンを目指したいのです。私の思いが通じる会話が出来るようになり、共に最高の一流と思える物を一生に一度手に入れさせたいし、感じられる仕事をさせてあげたいのです。
 皆さん、どうか私達を磨いて下さい。厳しい指摘をして下さい。私も、私共のスタッフもまだまだ上質の本物を知らないのです。いつか私達は、その上質の本物が普通である世界を萌木の村として作りたいのです。その為に、私達の気がつかない事をどんどん指摘して下さい。この清里でモデル農村を作ろうとしたポール先生の夢を、私達は今の時代に作りたいと思っております。
上次さんの気持ち
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